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制限されゆく運転

大きなパニック発作を起こす前。


運転中に過呼吸になり、「何かがあったら、すぐに止まれる…」が 私にとって運転の条件になりました。

トンネル・橋・高速道路は避けまくり 何よりも「左に曲がれる」が一番の条件でした。

常に左車線を走ります。
呼吸がおかしい… と思えばすぐに左に曲がり 車の少ない住宅街で車を止めるためです。
走れる道は限定されていき地図がなければ運転できませんでした。

何かあっても大丈夫なように、自宅を早く出ます。
最初は10分前、それが 20分… 30分… と早くなっていき、ついには1時間は余裕がなければ不安になっていきました。

それでも、過呼吸だけだったときは、自分をだましながらでも仕事を続けました。
10代のころ「過換気症候群」と診断されていたので、過呼吸発作の知識はありました。
発作が治まる時間さえあれば何とかなると思い「いつでも止まれる」「発作を抑える時間」さえあれば、なんとかなると思っていたのです。

精神科に通院していましたが、とくに症状を訴えることもしませんでした。

間違いでした…

あの時、すぐに治療を開始していたら、私はこれほど不便でつらい生活を強いられることはなかったのかもしれません…

うつ、睡眠障害、摂食障害、PTSDなど…私にはたくさんの治療が必要な症状があり
過呼吸発作を主治医に話せば また仕事を休まなければならないと思い話せなかったのです。

そして…あの絶望に突き落とされるパニック発作がやってきました…

気が狂うほどの恐怖が…


「パニック障害」と「過換気症候群」
似ているようですが、ちゃんとしたした違いがあります。

「パニック障害」は神経伝達物質のバランスが乱れるために起こる病気ですが、「過換気症候群」は自己誘発などの心因性の病気です。
「パニック障害」には有効な薬がありますが「過換気症候群」には薬が無いと言われています。
パニック発作には過呼吸発作を伴わない場合もあります。

だとしても どちらも不安で苦しい発作なのには違いないのですが…


PTSDと診断されている私は、フラッシュバックによるパニック発作や過呼吸があります。
「パニック障害」と言うよりも
「パニック発作」 「過呼吸発作」 と言うのがいいのかもしれませんが、
PTSDによるフラッシュバック以外、 予期しない場所でパニック発作を起こすこと、
予期不安のある症状をみると、「パニック障害を併発した」と言うべきなのかもしれません。

でも、どれも不安障害であることには変わりはないのです。

私はPTSDの症状の一つととらえています。
根本的に治療方法も ほとんど変わらないですし…


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# by naana-piyoco | 2013-07-26 12:49

パニック発作

パニック発作は突然でした。

運転中、渋滞に巻き込まれた私の頭を「逃げられない…」という言葉が占領しました。

そして その直後「発狂する…」「死んでしまう…」と思うほどのパニック発作が襲ってきたのです。

耳の内側から鼓膜をゆらすほど心臓の鼓動が響き、
目の前が暗闇に包まれ
視界に映る物すべての色を奪うのです。
血の気が引き、体中から汗が吹き出し 首筋から汗が伝いました。
激しく震える体…

気が狂う……

心臓の鼓動は激しさを増し、狭くなる視界。

逃げ出したいのに、逃げれない…

後ろから 闇が覆いかぶさるように私を襲うのです。

体の感覚がなくなり、ハンドルを握る手も ブレーキを踏む足も
私のものではなくなっていました…

ただただ必死でした。

気が狂ってしまわないように…


とてつもない恐怖でした。


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# by naana-piyoco | 2013-07-25 10:32

異変

うつは つらいです…
睡眠障害も摂食障害も大変な症状ですが、
生活を考えると「パニック障害」は大変です。
生活が一気に不便になります。

私は運転中にパニック発作に襲われ その後
バス・地下鉄に乗れなくなりました。

始まりは運転中に過呼吸になり パニックは徐々にやってきました。
その頃、うつの波も上向きの時でした。

休みを頂いていた仕事に少しずつ戻り始めた時でした。
「最近、体調が悪い…でも…これ以上職場に迷惑はかけたくない…」

そんな事を考えてしまったのです。

私の職場は 病気の私にとても良くしてくださいました。
社長が (女性です) 私を暖かく見守り力を貸して下さいました。

私が自ら命を絶たず、生きているのは 社長が支えてくれたおかげだとも
思っています。

だからこそ頑張ってしまったのです…

間違いでした…

精神科に通院していたのに…
臨床心理士の先生のカウンセリングまで受けていたのに…

それから数ヶ月後、生活を奪う大きなパニック発作が襲ってきたのです…
# by naana-piyoco | 2013-07-24 22:20

浅い眠り

睡眠障害…

一番長く患ってる症状でしょうか…?

もちろん うつの症状も長いですが、ましな時期もあり… 波があります。

私はあの日から、まともな睡眠はとれずに今日にいたります。

中途覚醒と早朝覚醒で、睡眠薬を飲んでもまとまって3時間は眠れません。
覚醒してしまった後、上手にもう一度眠れる時もありますが、
たいていはそのまま朝になってしまうことが多いのです。

基本は浅い浅い眠り… リアルな夢を見て…叫んで飛び上がるように目を覚ます…
そんな睡眠…
ひどいときは、一晩に何度も悪夢にうなされ、叫びます。

しばらく現実と区別がつかず、おびえる私を主人がなだめます。
主人もまともに眠れない日が続くこともあります。

叫ばないときでも、常に頭が起きているような浅い眠りです。
寝た気がしない… そんな睡眠ばかりです。

一日中眠たくて… でも、寝れなくて… 

病院でも、睡眠については特に重点をおいて治療をしています。
睡眠は脳の休息であり、栄養であり…
人が健康に生活するためには 睡眠はとても大切なもの…

その大切なものを私は手に入れることができないのです。

あの事件さえ無ければ…と、いまさらどうにもならない過去の記憶が私を痛めつけます。

人はこんなにももろいのです…
# by naana-piyoco | 2013-07-24 17:30

あの日から…

私はある日突然ある事件に巻き込まれ、人生が大きく変わってしまいました。
精神科に通院されている方には私のように
ある日を境に「昨日までの私…」と「今の私…」が別人になってしまった人はたくさんいらっしゃるでしょう。

睡眠も食事もまったくと言っていいほど取れなくなり、私は家族に連れられ精神科に行きました。
診断は「適応障害」でした。

その二ヶ月後ついた診断名は「うつ病」でした。

病気は次々と名前を変え一年後には「PTSD」と診断され、その後「パニック障害」を併発しました。

現在の症状は うつ、フラッシュバック、睡眠障害、摂食障害、パニック発作です。

臨床心理士による心理療法と投薬をつづけています。
あっという間に3年目に突入しました…

私の体に起こったこと……。 

それを書きたいと思います。
# by naana-piyoco | 2013-07-24 15:42