2013年 07月 26日
運転中に過呼吸になり、「何かがあったら、すぐに止まれる…」が 私にとって運転の条件になりました。
トンネル・橋・高速道路は避けまくり 何よりも「左に曲がれる」が一番の条件でした。
常に左車線を走ります。
呼吸がおかしい… と思えばすぐに左に曲がり 車の少ない住宅街で車を止めるためです。
走れる道は限定されていき地図がなければ運転できませんでした。
何かあっても大丈夫なように、自宅を早く出ます。
最初は10分前、それが 20分… 30分… と早くなっていき、ついには1時間は余裕がなければ不安になっていきました。
それでも、過呼吸だけだったときは、自分をだましながらでも仕事を続けました。
10代のころ「過換気症候群」と診断されていたので、過呼吸発作の知識はありました。
発作が治まる時間さえあれば何とかなると思い「いつでも止まれる」「発作を抑える時間」さえあれば、なんとかなると思っていたのです。
精神科に通院していましたが、とくに症状を訴えることもしませんでした。
間違いでした…
あの時、すぐに治療を開始していたら、私はこれほど不便でつらい生活を強いられることはなかったのかもしれません…
うつ、睡眠障害、摂食障害、PTSDなど…私にはたくさんの治療が必要な症状があり
過呼吸発作を主治医に話せば また仕事を休まなければならないと思い話せなかったのです。
そして…あの絶望に突き落とされるパニック発作がやってきました…
気が狂うほどの恐怖が…
「パニック障害」と「過換気症候群」
似ているようですが、ちゃんとしたした違いがあります。
「パニック障害」は神経伝達物質のバランスが乱れるために起こる病気ですが、「過換気症候群」は自己誘発などの心因性の病気です。
「パニック障害」には有効な薬がありますが「過換気症候群」には薬が無いと言われています。
パニック発作には過呼吸発作を伴わない場合もあります。
だとしても どちらも不安で苦しい発作なのには違いないのですが…
PTSDと診断されている私は、フラッシュバックによるパニック発作や過呼吸があります。
「パニック障害」と言うよりも
「パニック発作」 「過呼吸発作」 と言うのがいいのかもしれませんが、
PTSDによるフラッシュバック以外、 予期しない場所でパニック発作を起こすこと、
予期不安のある症状をみると、「パニック障害を併発した」と言うべきなのかもしれません。
でも、どれも不安障害であることには変わりはないのです。
私はPTSDの症状の一つととらえています。
根本的に治療方法も ほとんど変わらないですし…
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by naana-piyoco
| 2013-07-26 12:49